◆春の限定酒「阿佐緒のさくら」720ml
●辛口の軽い口当たりに、ほのかで爽やかな薫りが鼻に抜け、
にごりの味わいがそっと広がります。
春の桜のように淡い軽い、うすにごりの純米吟醸生原酒です。
宮城の歌人「原阿佐緒」の祖母の実家が当蔵であるご縁で造りました。
今春にしぼった若々しい生原酒。ドラマチックな口当たりをお楽しみ下さい。
◆成分表
商品名:桂泉 純米吟醸 阿佐緒のさくら うすにごり生原酒―春限定―
酒 種:うすにごり生酒
特定名称:純米吟醸酒
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
原料米品種:栗原市一迫産 五百万石100%
仕込み水:栗駒山系自然水
精米歩合:50%
アルコール度:16度
酵 母:K901
種 麹:ひかみ吟醸(樋口もやし)
日本酒度:+5.3
酸 度:1.6
アミノ酸度:1.3
醸造年月:2021年2月上槽
酒母酒類:普通速醸
上槽後の経過:瓶詰前に事前採取のにごり成分を添加し、
上槽後一週間以内に無加水・ノンフィルターで瓶詰。
◆はさまや酒造店 宮城県栗原市高清水中町8番地
◆創業1757年宝歴7年 「桂泉」醸造元 はさまや酒造店 望月代表へのインタビュー記事から
老舗酒蔵に希望の星
~関西から家族でくりはらへ~
創業1757年の老舗醸造「はさまや酒造店」(栗原市高清水)で酒造りに取り組む青年がいます。
昨年4月、関西から家族でやってきた望月清美さん(42)。奈良生まれの神戸育ちで、大学卒業後は広告代理店に7年間勤め、その後酒造りへの道へ飛び込みました。
2008年から三重県伊賀の造り酒屋、2016年からは大阪酒寿司で就業を積んでいたところ「はさまやでやってみないか?」という誘いがあり、家族で2020年4月に高清水に移り住んできたという経歴です。
栗原に来てからは、東京で活躍する迫屋酒造の12代当主かの香織さんに指示を受けながら一歩ずつ整備を続けてまいました。
秋からは萩野酒造を間借りし酒造りを開始。「当初は米への水分の吸わせ方から蒸しあがり具合など、これまで関西でやっていた流れと異なり戸惑いと不安もあったが、出来上がった酒を飲んだら創造以上に出来栄えが良くて安心した」と話してました。
またその間に6次産業化に取り組む補助金を受け、4月からは地元の農産物・リンゴを活用したリキュールを作っていくとのこと。
「会う人、会う人にこっちの雪、それまででもないよと聞かされていましたが、大変でした」と笑いつつ「今後はさらに季節に合った商品開発にも取り組んでみたい。期待して貰いたい」と将来展望を話してくれました。
―長谷川新聞ニュース第2111号令和3年3月14日記事から転載―